前回の記事では、インデックス投資について大雑把に書いてみました。

今回は国際分散投資について、記事にしようと思います。
「どの国の株価が上がるのか」を当てるのは難しい。
このブログのテーマは、ETFを利用した長期投資です。私は長期投資を、「20年以上の投資」と定義しています。人によっては、5年でも10年でもよいかと思います。
20年後に世界で最も株価が上昇する国家を予想できますか?
アメリカとか中国という予想が多いのではないでしょうか。インドかもしれませんし、ロシアかもしれません。
20年後の予想は難しいですよね。
同じように来年の予想も難しいです。もしかしたら、20年後より来年の予想の方が難しいかもしれません。
この実例をとてもよく示している下の表を見てください。
これはバンガード社の「成功する投資家になるためのバンガードの4つの基本原則」より引用した表になります。
先進国や新興国の株式、債券、不動産の各年度のパフォーマンスの順位を色のついた図形で表しています。
毎年、これほどまで順位が変動すると思いましたか?これを正確に予想することがどれだけ大変なことか同意して頂けましたでしょうか?
ホームバイアスの罠にはまるな!
ホームバイアスという言葉があります。
この言葉は、日本人の投資家が日本株や日本国債に投資を集中させてしまうことを指しています。
また、世界には米ドルやユーロ、元などたくさんの通貨があるというのに、日本円だけを保有していれば問題ないと思ってしまうことも意味しています。
去年は日本株に集中して投資をしていれば、成績は良かったと思います。
しかし、もし去年のアメリカの株式が日本の2倍のリターンだったら、日本株のみに投資した投資家は成功と言えるのでしょうか?
成功とは言えないですよね。
アメリカにも日本にもヨーロッパにも投資をしていた方が、とりこぼしが少なくなると思いませんか?
この記事のまとめ
・世界のどの国と地域が成長する=株価が上昇するかは予測不可能。
・日本に住んでいると、日本円の価値が下落したことを実感できません。日本円だけでなく、外国の通貨も保有しよう。
・だから、国際分散投資が重要であり、インデックス投資の基本中の基本になります。
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