多くの日本人が資産運用に積極的ではないことをグラフで示してみました。
使用したデータは、平成26年の「家計の金融行動に関する世論調査(金融広報中央委員会)」です。
この調査は全国から500の調査地点を選び、各調査地点から無作為に16の世帯を選ぶことによって計8,000の調査対象世帯(標本)を抽出しています。
実際は4000世帯のデータを得られていますので、まずまず信用できるデータなのではないかと思います。
(これだけで日本人全体に当てはめるのは統計的に無理がありますが、傾向だけでも楽しんでみて下さい。)
年代別の金融資産の保有割合
まず、金融資産の保有割合です。
青が金融資産を保有している割合、オレンジが金融資産を保有していない割合です。
60歳代でも4人に1人が金融資産を保有していません。年金だけでやっていくつもりなのでしょうか。
年代別の保有資産の割合
さすがに、年齢とともに保有資産はしっかり増加していきますね。
ただ、このグラフでは保有資産がゼロの人は除外してありますので、その点は注意して下さい。
努力しなければ、資産は増えません。
希望する目標資産までの金額
みなさん、けっこう欲深いと思ってしまいます。
目標は常に高く!はいいことだと思います。
しかし、それに向けて努力はしているのでしょうか。
どうやって資産運用を行っているのか見てみましょう。
年代別の種類別金融商品保有割合
あと3000万円欲しい人たちが多いのに、預貯金と保険でほとんどを占めています。
金融資産は増やしたいのに、積極的な運用はしないという日本人の特徴がよく表れたグラフになりました。
それから、70歳代では投資信託が人気みたいです。
きっと、毎月分配型投資信託なのでしょう。
預貯金、保険のお金が、インデックス投資信託にもっともっと流れる時代がくることを祈っています。
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