今回は、節税と投資が一度にできてしまう『確定拠出年金』について書きたいと思います。
2017年ごろに確定拠出年金の愛称が決まり、iDeCo (イデコ)と呼ばれるようになりました。
私はこのブログで、日頃から確定拠出年金を猛烈におすすめしてきました。
2018年のお正月、弟に熱くイデコについて語ったところ、ようやく確定拠出年金を始めることになりました。
個人型確定拠出型年金(iDeCo : イデコ)は最強
投資を続けていると、新しい投資方法に出会うときがあります。その投資方法がかなり優れたものだと気づいたときは、感動しますよね。
インデックス投資を始めてから数か月して、「確定拠出年金」を知ったときはとてつもない感動でした。
「インデックス投資をすると税金が安くなる。」という確定拠出年金のシステムにびっくりしました。
びっくりしすぎて、3日間ぐらいは確定拠出年金の存在を信じることができませんでした。
そしてその後は、もっと早く確定拠出年金を知りたかったと後悔しました。
確定拠出年金の最大のメリットは節税ができる点だと考えています。
確定拠出年金は、国が私たちの老後資金を運用できるように用意した金融システムです。
証券会社や銀行に申し込みを行い、確定拠出年金用の口座を開設します。
雇用環境などにより投資できる額は異なりますが、毎月2万3千円もしくは6万8千円までの投資ができます。
証券会社や銀行により投資できる商品は異なりますが、定期預金・保険・インデックス投資信託・アクティブ型投資信託などに投資(積み立て投資)を行うことができます。
確定拠出年金は口座を維持する手数料がかかりますが、楽天証券もしくはSBI証券ではこの手数料を安くすることができます。
1年間に私が確定拠出年金でどのくらい節税できるのか計算してみます。
確定拠出年金の毎月の掛け金=2万3千円
確定拠出年金の年間の掛け金=2万3千円×12ヵ月=27万6千円
私の所得税率=33% 住民税=10%
節税額=確定拠出年金の掛け金×(所得税+住民税)
=27万6千円×(33%+10%)
=約11万8千円
私は27万6千円のインデックス投資を確定拠出年金で行うと、税金がだいたい11万8千円も安くなります。
自営業者などの毎月の掛け金が6万8千円になる人は、さらに節税できます。
所得税率=33% 住民税=10%で計算を行うと、一年間の節税額はなんと35万円です。
所得税率がさらに高ければ、さらに節税額が増えます。
確定拠出年金は国が私たちに用意してくれた、最高の資産運用の道具です。このシステムを知らない・使わないことは、あまりにも損していることだと思います。
もし、まだ確定拠出年金を知らない・使っていない人がいたら、ぜひ利用してください。
確定拠出年金について書かれた本をまとめておきますので、ぜひお読みください。
資産運用に成功するためには、節税が重要なポイントになります。
特にサラリーマンは節税できる方法がかなり少ないため、確定拠出年金を利用して節税に取り組むことをおすすめします。
フクリの堅実な資産運用方法の次の記事はこちらから。
コメント
はじめまして。いつもいろいろと参考にさせていただきながら拝見させていただいています。
iDeCoに関して、流動性のリスクはどうお考えでしょうか?
老後資金と完全に割り切れるほど資金に余裕があるのであればよいとは思いますが、私は、ローン、幼い子供2人の教育資金、その他生活防衛資金をすべて現金で確保できていません(30代)。同年代でそれほど余裕のある人は少ないと思います。
やはりまずはそれらの確保が最優先とお考えでしょうか?
その場合iDeCo開始は当面先がよいとお考えでしょうか?
(となると、開始は50代かも??)
※ つみたてNISA含む資産形成はもう少しフレキシブルに使えると考えるため有効活用しています。
iDeCoは、税金などメリットが大きいことは理解していますが、リスクがあまりに大きすぎて非常に悩んでいます。
コメント頂けますと助かります。
よろしくお願いいたします。
rskさん、コメントありがとうございます。とても大切なご質問だと思いましたので、一つの記事としてお答えさせていただきました。
ぜひ、こちらの記事をお読みください。
http://etf-investment.com/ideco/ryuudousei-fuann/
ありがとうございます。
まずは少額からスタートし、ローン残高と相談しながら今後の拠出額を調整していこうかなと思います。
王道は、ローン返済を先行だと思います。ですが、無理のない範囲で、イデコを始めておくことをおすすめしたいと思います。