ETFの世界最大手の会社であるバンガード社が、多くのETFのコスト(エクスペンスレシオ)を引き下げました。
Vanguard Expense Ratio Changes: February 2017
私のメインの投資商品であるバンガード・トータル・ワールド・ストック(VT)のコストも改善しています。VTは世界全体の株式に投資ができるETFです。もともと0.14%というかなり安いコストでしたが、なんと0.11%に低下しました。
コストの低下は、資産運用の結果に直結します。バンガードのETFに投資して、本当に良かったとかなりごきげんな気持ちになります。今回は、0.03%(0.14%→0.11%)のコストの改善が、私の資産にどれだけの影響を与えるのか計算してみました。
計算方法:
①現時点で240万円のVTを保有しています。これから1年間に120万円ずつVTに投資していく方針です。定年になる30年後まで積み立てを続けようと考えています。
②計算が複雑になってしまうので、株価は全く変わらない場合で計算しています。
30年間での保有コスト
0.14%の場合→83万円
0.11%の場合→65万円
なんと18万円もプラスになっています。それよりも保有コストが60万円もかかることに驚きました。必要経費ですからしょうがないのですが、かなりの金額になりますね。
もしも定年後にさらに10年間保有することにすると(新規の積み立てはなし)、
40年間での保有コスト
0.14%の場合→135万円
0.11%の場合→106万円
となり、30万円ほどプラスになります。
コストが運用に与える影響は、実際に計算してみると巨大であることを実感しました。バンガード社には、これからもコストの低下を期待したいと思います。0.03%というかなり小さな数値ですが、個人投資家に与える影響はかなり大きいですね。