2015年のふるさと納税の税制上の変更点を解説します。
ふるさと納税とはどんな制度なのか?
ふるさと納税とは、自分の希望する自治体に寄付をするという制度です。
多くの自治体は寄付をしてくれた人に、その自治体の特産品(米・肉・野菜・魚・酒など)をお礼品として送ります。
さらに、ある金額までの寄付であれば、寄付金は控除されます(厳密には寄付金ー2000円が控除になります。)。
つまり一定額までの寄付であれば、複数の自治体から2000円の出費だけで、米や肉などを頂ける素晴らしい制度なのです。
控除の上限額は、収入や家族構成などで変わるので計算が必要になります。記事の最後で、簡単に計算してくれるサイトを記載します。
2015年のふるさと納税はどう変わったのか?
平成 27 年度税制改正の大綱の概要では、
①特例控除額の拡充(上限:個人住民税所得割額の1割⇒2割)。
②申告手続の簡素化(確定申告不要な給与所得者等がふるさと納税を行う場合、ワンストップで控除を受けられる仕組みを導入)。
と記載されています。
①特例控除額の拡充に関してですが、ふるさと納税の控除額がなんと2倍になりました。
②申告手続の簡素化ですが、ふるさと納税のデメリットは確定申告をしなければならないという点です。
2015年4月から、ふるさと納税ワンストップ特例制度が始まり、ふるさと納税のために確定申告をする必要がなくなります。
ただし、5か所以上の自治体に寄付をした場合は、確定申告をしなければなりません。
ふるさと納税ワンストップ特例制度を利用するなら、4か所以内の寄付にしなければならないことに注意して下さい。
ふるさと納税はどうやって始めたらいいのか?
ふるさと納税は簡単にできます。
自分の控除額の上限を計算し、各自治体に寄付をする。これだけです!
まず、控除額の上限の計算はこちらのサイトを利用しています(現在は上限額が旧制度で計算されていますので、注意が必要です)。
あとは、どこの自治体に寄付をするか決めるだけです。とっても楽しい作業なので、お子さんや奥さんと選ぶことをおすすめします。
ふるさと納税の特産品がわかりやすいサイト。
このサイトだけで十分です。特産品も探しやすいですし、このサイトから寄付ができてしまいます。
それから、zaiのページもおすすめです。
ぜひ、ふるさと納税を楽しんでください。
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