
内科専門医試験は難しいよ!
内科専門医試験の勉強法とやるべき教科書をまとめてあります。
これだけやれば必ず合格できます。
そのためには、3か月間は真面目に勉強しましょうね!
私は平成29年の措置的内科専門医試験を受て、合格しました。
試験を受けてみて、必要と思われる参考書のレビューや勉強方法の実体験を書きます。
点数は65%ほどの正当率で、平均を少し上回っていました。自分の専門分野を勉強しなかったので、ボロボロでした。
合格したからこそ書けますが、この記事の通りに勉強してもらえたら合格すると思います。
勉強しなければ確実に落ちる試験ですので、しっかり対策しましょう。
試験の難易度
専門医試験は、かなり難しいです。
対策なしではほとんどの内科医は合格できません。
勉強しないで受かった人がいるといううわさが常にありますが、きっと隠れて猛勉強していたはず。騙されないでね!
☆試験のレベルとしては、QB(クエスチョンバンク)と同じレベルだと思ってください。☆
必要な参考書とそのレビュー
①Year Note(+ Quick check)
まず、Year noteは必須です。買いましょう。
学生時代は無機質なYear noteが嫌いだった私ですが、専門医試験には必須です。
中心となる教科書、そして辞書として活用してください。
特に付属のQuick checkは必ずやりましょう。
Year Noteを購入したら、アプリも購入してスマートフォンでYear NoteとQuick checkを閲覧できるようにしましょう。

スキマ時間にQuick checkをやりましょう。
アプリを購入すれば、Quick checkを手軽にいつでもできるようになります。通勤中や仕事の合間、お風呂に入っている時も勉強できますね。
②なつかしのクエスチョンバンク(クエバン!!)
クエスチョンバンクが最も役に立ちます。
この2冊は必須です。やらなければ落ちます。
ここにしか掲載されていない過去問もありますし、解説がとてもしっかりしています。実際に、掲載問題がそのまま試験にも出題されて、試験中におどろきました。
必ず二冊とも購入して、しっかり勉強しましょう。
③生涯教育のためのセルフトレーニング問題と解説
内科学会から直接購入しましょう。難易度はQBより少し難しいと感じました。
受験者の90%以上がこの問題集を解いていると思いますが、実際の試験にはあまり役に立ちませんでした。
しかし、みんなが解いている問題集ですので、やっておきましょう。
2018年4月に最新刊となる第4集も発売されています。2018年度は第4集で勉強しておいた方が無難ですね。
④日本内科学会認定内科医試験・総合内科専門医試験/過去問題集
平成29年に突然、内科学会が発売した過去問集です。
実際に出題された問題と答えが印刷されただけの問題集です。
解説は全くないこの問題集が、なんと5000円です。
しかも試験の役には立たなかったです。
もちろんみんな勉強するので、購入するしかありません。
しかもこの過去問は簡単な問題しか掲載されていません。本番の試験の難易度は、こんなものではありません。
解説付きで第二集が発売されましたので、こちらのほうがいいと思います。
⑤セルフトレーニング問題集
単位を取るためのセルフトレーニング問題集です。
あまり試験には出なかったのですが、目を通しておいた方が無難です。
実際の試験勉強
試験勉強を始めるタイミングは、早ければ早いほどいいです。
卒業試験や国家試験を受けるぐらいの気持ちでのぞみましょう。最低でも3か月前にはスタートしましょうね。
不合格が恥ずかしいからこっそりと勉強することはやめましょう。
一緒に受験する他の科の先生を探し出し、励ましあいながら勉強しましょう。
特に、他の科の治療の考え方や検査の組み立て方を教えてもらうと、試験勉強にも実臨床にも役立ちます。
良い機会ですので、他の科の先生と仲良くなりましょう。今回がそのチャンスです。
まず、Quick checkをスマートフォンの中に入れて、電車の中や空き時間にコツコツと勉強しましょう。3000問以上あるので、1日50問やっても60日間かかります。
1週目はYear Noteにも目を通しながら、解き進めていくことをおすすめします。アプリならクリックするだけで、該当のページにアクセスできますよ。
Quick checkをある程度すすめたら、生涯教育のためのセルフトレーニング問題と解説とQB、日本内科学会認定内科医試験・総合内科専門医試験/過去問題集をやりましょう。
ここで要注意なのが、なんとなく選択肢を選べる状態では試験には通用しません。
選択肢がない状態でも、治療法を答えられるぐらいの正確な知識が必要です。正確に治療法を覚えましょう。

知識があやふやだったので、試験中にこまってしまいました。
Quick check、生涯教育のためのセルフトレーニング問題と解説、クエスチョンバンク、日本内科学会認定内科医試験・総合内科専門医試験/過去問題集は2周以上勉強しましょう。
それが終わったら、単位をとるためのセルフトレーニング問題や、過去の内科認定医試験の問題をやりましょう。
試験を受けてみて、あやふやな知識では選択肢を絞り込めないようになっていることに気づきました。
それから、かなりレアな疾患が出てきます。遺伝する神経疾患などたくさん出てきます。
臨床では絶対に出会わないけど、試験にはよく出る疾患は必ず覚えておきましょう。
かなり厳しい試験ですしので、しっかり勉強・対策して試験を受けることをおすすめします。
合格率は70%ぐらいだと思います。つまり、けっこう落ちます。
もし何か聞きたいことがあれば、コメントしてください。
コメント