FIREはもともとはアメリカで始まりました。数年前に急にFIREブームが日本にも起こりました。
経済的自立を早く達成し、仕事をやめて自由な生活を謳歌する。とてもあこがれる生き方です。
しかし、アメリカではすでにFIREブームが下火になっているようです。
日本でもFIRE(経済的自立と早期退職)がブームになっていますが、米国では下火になってきたといわれています。大きな理由は米国の高インフレです。
米国の消費者物価指数は、この40年間経験したことのない上昇で、食料品はいうまでもなく、大都市のアパートの賃貸料は1年で10%以上も値上がりし、ガソリン価格は14年ぶり以上の高値となってクルマ社会の米国の家計を直撃しています。
FIREブームが始まった時は、これほどの急激かつ大幅なインフレを想定していなかった。それだけではなく、FRBの利上げの副作用で、FIREの資金源であった株式投資の収入まで不安定になっています。いったんは退職した人たちも、生活プランを大幅に見直しする必要に迫られ、再び働き始めるようになったのです。(トウシルより引用)
最近では危なっかしい経済的自立で、FIREをスタートさせてしまう人がいますよね。その資産だけで、何十年も暮らしていけるのだろうかという人を見かけますよね。
これ、危ないと思いませんか?
FIREされた人が専門的なスキルを持っていれば復職は可能かと思いますが、たいしたスキルもなく数年間仕事をしなかった人を雇いたいと思いませんよね。
これから始まるかもしれない、さらなるインフレやさらなる円安を、不十分な経済的自立でFIREした人は耐えられるのでしょうか。もしリタイア後にお金がなくなってしまったら、無職でどうするのでしょうか。
人生は一回しかないので、仕事ばかりで終わりたくない気持ちもわかります。私も同じ気持ちをもっています。
しかし、人生は一回しかないのですから、生活を破綻させたくもないですよね。
長く働けば、資産も増えますし、年金も増える可能性があります。社会に貢献し続けられますし、人とのつながりも持ち続けることができます。最近は、働くことのデメリットが注目されがちですが、働くことのメリットもたくさんあることを忘れないでください。
働き続けたって、幸せになれますよ!自由だけでは、幸せになれません。自由は素晴らしい言葉ですが、同時にとても怖いことでもあります。
私は経済的自立を目指していますが、中途半端なFIREをするぐらいならば、働き続けようと思っています。FIREは一つのブームですから、ブームに乗せられないように気をつけましょうね!
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