【書評】最高のコーチは、教えない。  プロ野球選手へのコーチングは、子育てにも応用可能!

中学受験

プロ野球コーチの吉井理人さんが書かれた、コーチングの書籍です。予想以上に内容が素晴らしく、子育て(中学受験)にも簡単に応用できるメソッドでした。

 

まず、プロ野球ファンなら吉井さんを知らない人はいないぐらいの有名人。大リーグでも活躍されていて、コーチになってからもダルビッシュ有投手や大谷選手を育てました。

 

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最高のコーチは、教えない。

最高のコーチは、教えない。

吉井理人
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プロ野球のコーチというのは、上から目線で選手にこうしなさい!!と指導するのが伝統のようです。吉井さんはこのようなスタイルを選手時代から嫌っていたそうで、違うスタイルのコーチを目指します。

 

吉井さんのコーチのスタイルは、「教える」のではなく、自分の頭で考えさせるように質問し、コミュニケーションをとるコーチングをしています。これって子育ても同じですよね。私はこの本を、プロ野球のコーチングではなく、子育てのコーチングとして読み進めました。

 

良かった内容を紹介します。

プロ野球選手の部分を子供に置き換えて読んでみてください。

 

良かった内容①

 

プロ野球選手はコーチに頭ごなしに教えられたり、結果だけを見て指導されるのを極度に嫌う。選手にとって嫌なコーチは、事前に何も指導していないのに、マイナスの結果だけを見てあれこれ言ってくるタイプだ。自分の経験談ばかりを延々と話すコーチも煙たがられる。失敗談はまだしも、成功した自慢話を聞かされるのはつらい。 僕もそういうタイプのコーチが大嫌いだった。コーチは、レベルの低い人間がやるものだと思っていた。引退しても、コーチだけには絶対なりたくないと思っていた。

 

私たちは子供に、自分たちの成功体験を多く語りがちですよね。「親がこの方法で成功したのだから、あなたもそうしなさい!」言ったことありません?

自分語りをするよりも、子供の行動をしっかり観察することが大事なことです。

 

良かった内容②

 

吉井選手が登板前に、コーチからいつもとフォームが違うと言われ、調子を崩した試合がありました。

 

そのコーチは、僕のピッチングフォームが崩れていると分析し、それを指摘したわけで はない。深い考えもなく、ふと思ったことを口に出しただけだと思う。しかし、コーチは自分の発する言葉の重みに自覚的にならなければならない。深く考えずに言った言葉が、選手の精神状態をかき乱すこともある。

同じ言葉でも、若い選手と中堅の選手とベテランの選手とでは、受け止め方は違う。同じ若い選手でも、能力の高い選手と並の能力しか持たない選手では、捉え方が異なる。コーチが発する言葉には強い影響力があるのだから、選手がどのように受け止めるかを慎重に考えてしゃべる必要がある。

 

親が深く考えずに注意した言葉が、子供にトラウマ級の心の傷を残すこともあります。モチベーションを落とすのも、親の何気ない言葉です。

 

子供に注意するとき、必要以上に子供を傷つけることはやめましょう。

 

良かった内容③

 

選手の技術的なミスで叱ってはいけません。同じように子供のミスを叱ってはいけないのかもしれません。

 

コーチになってすぐのとき、野村克也さんに質問しに行った。

「野村監督、選手を叱るときはどんなケースがありますか? 僕、叱り方がわからないんです」

野村さんは、いつもの調子でボソッとつぶやいた。 「そんなん簡単や。手ぇ抜いたときや。でもな、選手のミスは絶対に叱っちゃあかん。本気を出さんとき、手ぇ抜いたとき、そんときだけ怒れ」 

 

私たちは、子供が本気でやるのは当たり前だと思います。そしてテストなどでミスをした時に、そのミスを叱ってしまいます。

 

逆がいいのかもしれません。ミスは叱らず、本気でやらない時に叱ろうと思います。これは子供の行動をしっかり見ていないとできない叱り方です。

 

つまり、子供の結果ではなく、行動・過程に注意を向けなければなりません。

 

一読のすすめ

 

有名なプロ野球のコーチが書かれたので、軽い気持ちで読み始めました。知らないプロ野球の世界を知りたいと思っただけなのですが、期待を裏切られてかなりの良書でした。

 

この本の内容を子育て・中学受験に取り入れることにしました。素晴らしい本です。ぜひ一読を!!

 

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