【書評】受験で子供を伸ばす親、つぶす親 教育虐待をしていませんか?

中学受験

子供の成績を上げるため、親は鬼になれます。私もそうとう厳しい受験指導をしていましたが、『受験で子供を伸ばす親、つぶす親』を読み、子供を伸ばす親になろうとしています。

 

昨日も、今日も、子供を叱ってばかりで、なかなか理想からほど遠いのですが…

 

教育虐待をしていないつもりでも、虐待している可能性があります。ぜひ、子供を持つ親のみなさんに一読をおすすめします。

 

 

まずは、いつものようにこちらの記事通りに本を読む準備からしたいと思います。

 

 

内科医の読書術 どうやって本の知識を吸収するか?
このブログをより良くするため、今まで以上に読書をしています。そして、本から学べたことをみなさんへ、もっと上手に伝えるようになりたい。 そのために、読書術をアップデートしています。 このような勉強系の知識を得る出発...

 

 

どんな人が書いているのか?

 

和田 秀樹さん。受験本でも有名な方で、灘中、東大理Ⅲを卒業して、精神科医として幅広く活動されています。数学の解法を丸暗記する『暗記数学』を編み出した天才です。

下のような華麗な経歴の方ですが、著作はみなさんの立場を考えながらしっかり書かれています。

1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科、老人科、神経内科にて研修、国立水戸病院神経内科および救命救急センターレジデント、東京大学医学部付属病院精神神経科助手、アメリカ、カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、国際医療福祉大学心理学科教授、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長。1987年『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られ、志望校別大学受験勉強法の通信教育『緑鐵受験指導ゼミナール』の代表として無名校から東大や医学部に多数合格させている。 著書に『五〇歳からの勉強法』『感情的にならない気持ちの整理術 ハンディ版』『40歳から始める「脳の老化」を防ぐ習慣』『医学部の大罪』『脳科学より心理学』『悩み方の作法』『40歳からの記憶術』(以上、ディスカヴァー)『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』(大和書房)『自分が高齢になるということ』『感情的にならない本』(新講社ワイド新書)『受験は要領』(PHP文庫)など多数。

目次を熟読します

 

目次を読むだけで、本の内容の5%ぐらいは吸収できます。

 

第1章 塾に行かせることが教育虐待になる親、ならない親(中学受験をさせるのは、賢明な選択である/ 大手有名塾に入れれば、必ず合格できるのか? ほか)

第2章 塾に行かせることで子どもを賢くする親、バカにしてしまう親(「無駄な努力」に疲弊して、勉強が嫌いになる子どもたち/ 何を目的として、塾に通わせているのか ほか)

第3章 「中学受験後」に子どもをつぶす親、つぶさない親(「中学受験ですべてが決まる」というのは、親の思い込み/ 必死にがんばってエリート校に入るのは、リスクでしかない ほか)

第4章 東大を出て使える人間になる人、ダメ人間になる人(「東大合格」が人生のゴールではない/ 東大生にも、「優等生型」と「戦略型」がいる ほか)

第5章 何のために受験勉強をするのか―受験勉強は悪ではない(「従来型の学力」は、本当に時代遅れなのか?/ 「ペーパーテスト学力」こそ、いま再評価すべき ほか)

 

新たな学びがあった内容

 

「子どもに無用な劣等感を抱かせることも、一種の虐待である」  

 

まず、これが私の心に突き刺さりました。劣等感を抱かせる言葉をたくさん浴びせたと思います。子供に危機感を抱かせたいはずの発言も、実は虐待になってしまいます。

 

勉強を教えることはできなくても、情報を集めたり、試しに実践させてみることなら、どんな親にだってできるはずです。 

 

私は子供と同じ目線に立って、真正面から向き合うタイプの親です。ですが、これもよくないですね。子供と向き合うときは、親が賢く余裕を持って対応しましょう。

 

少なくとも、サピックスのような塾に任せているだけでは、「すでにできる子がさらにできる子になる」可能性はあったとしても、「今、できない子ができる子になる」ことは期待できません。 なぜなら、サピックスのやり方は「できない子をできる子にする」方法ではないからです。

サピックスは、頭の良い子を成長させることが得意な塾です。頭の良い子でも、親がそうとうなバックアップをしなければ伸びません。

そして、頭の良くない子はサピックスへ通わない方がいいと思います。特に、アルファベットの下位クラスは、他の塾で自尊心を下げずに勉強した方がいいです。

うちの子はアルファ上位なのですが、それでもサピックスの教育方針を不安に思い、何度も転塾を考えました。親目線では、サピックスは子供を伸ばす情熱が足りないと思います。

 

わずか10歳やそこらで植えつけられた無用な劣等感のせいで自分自身の力を見限った子は、その後に広がるさまざまな可能性を放棄します。「自分は、しょせんこの程度だ」という諦めによって自分のポテンシャルを発揮する機会を失えば、それがその後の人生を大きく左右してしまうでしょう。

 

子供に劣等感を抱かせることは、子供の成長を阻害することになります。子供の夢や将来を奪うことになります。ぜったいに、やめましょう。

 

悪いことをしたり、ダラダラ過ごしていたりしたら、叱る必要があります。でも、人格攻撃やその子の素質を攻撃するのだけはやめましょう。

 

一読をおすすめ

 

中学受験生の親は、絶対に読んだ方がいいです。逆に、中学受験する子供がいるのに、この本を読んでいないなんて、親として努力が足りないぐらいです。

 

また、子育て中や子育てに迷われている方にも、一読をおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました