アクティブファンドの人気が落ちていて、インデックスファンドの人気が上がっているようです。
今日の日経新聞にこんな記事がありました。
日本株アクティブ投信の年平均パフォーマンスは指数を凌駕したが、全体の69.8%のファンドは指数に劣後した。日本株アクティブ投信を選んで成功を収めるには、約30%の勝ち組ファンドの選択が決め手となる。
外国株アクティブ投信の年平均パフォーマンスが指数を下回り、全体の94.1%のファンドが指数に劣後した。
大手企業の確定拠出年金が日本株アクティブ投信をメニューから除外した例や、運用手数料率とパフォーマンスとを勘案した結果果、インデックス投信を追加したケースもあるという。 投資家のインデックス投信に対する理解と支持が定着しつつあるようだ。
(日経新聞 2022/6/8 朝刊より引用・一部改変)
『投資家のインデックス投信に対する理解と支持が定着しつつあるようだ。』という記事の終わり方が素敵ですね。
インデックス投資家は、データや書籍からアクティブファンドはインデックスファンドに劣ることを知っています。今回の記事からも、やはりアクティブファンドでの投資は難しいことが示されました。
アクティブファンドへの投資が劣る理由としては、コストが高いことや、株式の売買はプロでも難しいなどたくさんの理由があります。
そして、記事にもある通り、一部のアクティブファンドは指数を上回ることも事実です。それはそうですよね、インデックスファンドは平均なのですから。
その優秀な一部のアクティブファンドを事前に当てることができれば、インデックスよりもアクテイブ投信へ投資したほうがいいです。でも、事前にどのアクティブファンドが優秀なのかは、誰にも予想ができません。
もし、優秀なアクティブファンドを当てたとしても、そのファンドが長期で素晴らしい運用ができることもありません。
アクティブファンドで夢を追いかけることをおすすめしません。どんなに崇高な理念があろうと、堅実な資産運用をするのであればインデックスファンドが有利です。
(鎌倉投信は理念が素敵なファンドなので、投資で社会貢献されたい方はぜひ。)
投資をしていると、人よりも良いリターンを求めたくなります。奇をてらうようなファンドを探してみたり、タイミングを狙ったり考えるようになります。
私もそういう時期がありましたが、リターンを最も高める方法は、最初に決めたことをコツコツとやり続けることです。投資は地道にまじめにコツコツと行うことが一番大事です。
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