投資をはじめたきっかけは、「お金を貯めて幸せになること」だったはずです。
それが、投資を続けていると、「お金を貯めることが幸せなこと」だと考えが変わってきます。
極端な考えをすれば、自分がこの世を去るときに財産が多ければ多いほど幸せな最期であると思ってしまいます。日本人はこのパターンが多いので、極端な考えではないのかもしれません。
ですが、とても良い2冊の本に出会え、『幸せになることが目的で、お金を貯めることがゴールではない』と考えを変えようと思います。もちろん、投資を否定するわけではなく、有意義なお金の使い方をもっとしていくポジティブなものです!
1冊目は、DIE WITH ZERO ~ゼロで死ね~
1冊目はベストセラーのDIE WITH ZEROです。今さら?と言われそうですが、その通りです。
読み始めたのはかなり前になりますが、「蓄財を止めてお金を使おう!」という考えに共感ができず、途中で読むことを止めてしまいました。
投資家が「蓄財を止めてお金を使おう!」という考えに共感できるわけがありません。
ですが、かなり暇になった時に、ふと読み進めてみようと思ったら、後半の内容にドはまりしてしまいました。
特に、人は何度も死ぬという内容が良かったです。
「人は生涯を通じて何度も小さな死を経験する」
くまのプーさんのエピソードも、人生のステージが移行していくことの一例である。何年ものあいだ、私は幼い子供たちと一緒にお気に入りの映画を観る父親としての生活を送っていた。だが、ある日突然、私と娘たちが過ごしていた人生のステージは終わりをつげた。娘たちは大人になり、子どもの成長を見守る父親としてのステージも終わる。
どんな経験でも、いつか自分にとって人生最後のタイミングがやってくる。
今いるであろう自分の人生のひとつの期間(ステージ)を、自分の気づかないうちに卒業していることに気づきました。私の場合は、子どもをお風呂に入れなくなった時であったり、結婚する前の親や兄弟と過ごしていた日々だったり、いつの間にか終わっていたステージがたくさんあります。
自分は何度も小さな死を経験してきたし、そのことに気づいていないことを知りました。
もっと一つ一つのステージを大事にしなければと思い、そのステージをより良くするためにお金を使おうと考えを変えました。
2冊目は次の記事に続きます。

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