たまには医療ネタを書いてみようと思います。今回の患者さんは、「わたし」です。
実はというか数年前から、イボが目立つようになりました。場所は下半身。鼠径部(股)とアレの裏。
妻からは、「おまえ、どこのお店で病気をもらってきたんだ!!」とか「家族にうつってる」なんて、とんでもない疑惑をかけられました。
場所が場所だけに、なかなか受診するモチベーションが上がらなかったです。自分の病院の皮膚科は、美人な女医さんばかりなので、とても受診する気持ちにはなりませんでした。
そもそもイボの原因は?
イボの原因は、ウイルス性とそれ以外です。ウイルス性だとヒトパピローマウイルスとか尖圭コンジローマなどで、一部は「性病」です。
私は「それ以外」のイボで、スキンタッグやアクロコルドンと呼ばれる無害なイボでした。感染するイボではないのですが、美容のために液体窒素で焼きます。
このアクロコルドンは首や脇などの擦れる場所にできるようですが、私のように下半身にできる場合もあるようです。形は黒くて小さな可愛らしいイボです。数年かけて少しずつ大きくなり、茎があるイボもありました。
アクロコルドンの治療は?
液体窒素で私は焼きましたが、ハサミで切る方法や炭酸レーザーで焼く方法もあります。
液体窒素の治療体験談になります。液体窒素で冷やしたピンセットで、イボをひとつひとつ焼いていきました。痛みはほとんどないので安心してください。
私の場合は5日間ほど変化なかったのですが、急に6日目あたりでポロポロと取れ始めました。とてもとても気分爽快です。どうしてもっと早く治療しなかったのかと後悔しました。
皮膚科の先生に感染性のものではないですよね?と質問したのですが、その心配はありませんとはっきりと答えていただきました。妻からひどい濡れ衣を着せられました。
このアクロコルドンは加齢や肥満などがリスクになり、擦れる部位が好発部位になります。
最後に
悪いことをしていないのに、下半身のイボはパートナーから疑惑の目を向けられます。しかも、アクロコルドンが下半身にできるという情報は、ほとんどありません。
でも、心配しないでも大丈夫です。うつらないイボのアクロコルドンは、下半身にできます。
イボができたらどちらにしても、早めに皮膚科の先生に診てもらいましょう。
10か所ぐらいのイボを治療しても、自己負担は3000円ぐらいの治療費しかかかりません。恥ずかしがらずに、皮膚科へ行きましょうね!!!
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