MSCIオール・カントリー・ワールド(日本含む)の状況を解説していきます。先進国と新興国の配分がどうなっているのか、投資すべき指数なのかを記事にします。
この指数は、日本を含む先進国と新興国の株式で構成されています。つまり、この指数へ投資をすれば、世界中の株式にバランス良く投資できることになります。
先進国は23か国、新興国は中国や韓国など27か国で構成されています。
MSCIオール・カントリー・ワールド(日本含む)のインデックスファンド
MSCIオール・カントリー・ワールド(日本含む)に投資できるインデックスファンドの代表はこちらの4つになります。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・eMAXIS 全世界株式インデックス
・たわらノーロード 全世界株式
・三井住友・DCつみたてNISA・全海外株
MSCIオール・カントリー・ワールド(日本含む)の構成比率
MSCIオール・カントリー・ワールド(日本含む)の国別の投資状況はこちらのようになっています(eMAXIS slimのサイトより引用)。
この表(2021年3月の状況)のポイントですが、
・先進国の比率が87%、新興国の比率が13%になっています。
・アメリカへの投資が57.8%、日本への投資が6.5%になっています。
MSCIオール・カントリー・ワールド(日本含む)の参考チャート
eMAXIS 全世界株式インデックスのチャートをみると、MSCIオール・カントリー・ワールド(日本含む)の大まかな値動きがわかります。
MSCIオール・カントリー・ワールド(日本含む)に投資できるベストなインデックスファンド
この指数へ投資できる代表的な4ファンドの実力がこちらの表です。eMAXIS slimはコスト・人気ともに圧倒的で、おすすめのファンドになります。
ファンド名 | 信託報酬 | 実質コスト | 純資産総額 |
(税抜) | (税抜) | (億円) | |
eMAXIS slim | 0.1 | 0.17 | 2757 |
eMAXIS(*1) | 0.6 | 0.67 | 152 |
たわら | 0.12 | 0.22 | 9 |
三井住友・DC | 0.25 | 0.36 | 699 |
最後に
インデックス投資の主流は、先進国株式・新興国株式などのファンドを組み合わせて積み立て投資をすることでした。それが最もコスト的に有利でしたし、その配分比率(アセットアロケーション)を決めることが楽しみでもありました。
しかし、最近はなるべく手間をかけずにシンプルな投資をすることが人気であり、このような「楽ちん」な指数に連動するファンドへ投資をすることを私もおすすめしています。
特に、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」はインデックス投資で選ぶファンドの最適解の一つだと考えています。