いつの時代も、どうして投資家はこねくりまわした金融商品を好むのでしょうか。
最近、悲劇的な損失を出しているレバナス。
レバナスとは、NASDAQ100指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度になるように設計された投資信託です。
この商品がなぜかはわからないのですが、とても人気なようです。
twitterやyoutubeに教祖(インフルエンサー)がいて、それに群がる投資家が投資しているらしい。twitterやyoutubeを見ていると、盲目的にレバナス最強と考える人達がいるので、人間というのは本当に不思議な生き物だと認識させられます。
その教祖の実力は、未知数であり、よく調べるとポンコツが多いらしいです。(私もポンコツですが....)
値動きの2倍とか3倍の値動きに投資家は魅了されるものです。以前は、レバレッジのかかった毎月分配型投信の人気がありましたが、今はそれがレバナスに変わったようです。
人は期待値の高い金融商品に魅了されるようです。
レバナスの何が問題かといえば、商品の仕組みが複雑で理解できないこと。単純に値動きが2倍になるだけのシンプルな金融商品ではないので、要注意です。
特に、コストの問題があります。金利が上がると、そのコストはかなり跳ね上がるようです。おそろしい仕組みだと思いませんか?
レバナスのインフルエンサーですら大きく誤解していたぐらい難しい仕組みなんですよ。「理解できないものには投資をしない」、これが投資の鉄則です。
このレバナスの何が問題かと言えば、
①コストがそうとう高い。金利が上がると激アツなコストになるらしい。
②下がったら上がりにくい。
③(有利になる場合もあるが)為替ヘッジをしていること。
一番の問題は、下がったら上がりにくいことだと思います。積立投資でこのような商品に投資を続けることはかなり危険です。
普通の投資家が投資するべき商品でないことは間違いないです。レバナスへの投資はやめておきましょう。
レバレッジをかけたいなら、収入を増やして支出を減らし、投資金額を2倍にすることをおすすめします。
レバナスに投資をするよりも、まずは家計管理で投資にまわせるお金を倍にしましょうね!